当院では週2回、木曜日・金曜日に白内障、網膜硝子体などの手術を実施しております。
患者様が安心して手術を受けられるためにリカバリールームやご家族用のラウンジをご用意しております。
白内障手術とは
白内障とは水晶体が濁って視力が低下する病気です。
軽度の白内障、若年者の方の白内障は、病気の進行を遅らせる点眼薬を使用していただく場合が多いですが、進行した白内障に関しては、手術が必要となります。
手術では、濁った水晶体を取り除き、なくなった水晶体の代わりに人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入します。
網膜硝子体手術とは
網膜硝子体手術は糖尿病網膜症、硝子体出血、網膜剥離、黄斑円孔、黄斑上膜、網膜血管疾患(網膜静脈分枝閉塞症・網膜中心静脈閉塞症)、硝子体混濁(ぶどう膜炎)などに有効な手術です。
眼球の中の硝子体という透明のゼリー状の組織が何らかの原因によって網膜を牽引したり炎症を持続させたり、混濁や出血を含むことによって網膜に光が到達する妨げとなります。
網膜硝子体手術では網膜に光が到達する妨げとなった硝子体を眼の中の出血や濁りと共に切除します。
手術前
- ●付き添いの方とご一緒に来院ください。
- 手術後は眼帯をしますので、運転は非常に危険です。手術日当日は車での来院は控えてください。
また、安全の為になるべく付き添いの方とご一緒に来院ください。 - ●食事は控えてください。
- 手術が午前の場合は朝食、午後の場合は昼食を控えてください。
いつも服用している薬がある方は、かならず事前に医師と相談してください。 - ●入室前までに必ずトイレを済ましてください。
- 手術室に入る前に、手術衣への着替え、点眼、血圧測定を行います。
手術中
- ●体の力を抜いてください。
- 眼は眼の瞼を開いておく器具で固定されていますので、一生懸命眼を開いておく必要はありません。体の力を抜いてください。
- ●指示された方向に眼を向けてください。
- 手術中に「下の方を見てください」「光の方向を見てください」など眼を向ける方向の指示させていただきます。なるべく体を動かさず、眼だけ指示された方向をじっと見るようにしてください。
- ●異常を感じたら声をだしてください。
- もし何か異常を感じるようなことがあればすぐにお伝えください。点眼による局所麻酔なので体は自由に動かすことができます。
手術後
- ●安静にしてください。
- 手術後10~15分間はリカバリールームでしばらく安静にしてください。その後は、ご自宅にお帰り頂けます。
- ●眼帯を装着してください。
- 手術直後は眼球保護のため眼帯を装着します。眼をこすったり直接さわったりして圧迫しないように注意してください。
- ●飲酒に関しては眼科医の指示に従ってください。
- 飲食は普段通り行って大丈夫です。
- ●お風呂は、手術当日は入れません。
- 翌日からは首から下のみ入浴可能となりますが、1週間程度洗顔や洗髪が出来ない場合もあります。